グラブの選び方

サード用軟式グラブの選び方:僕はドナイヤ(山田哲人モデル)に決めました!

これからグラブを買う人へ

新しいグラブを買うときって、ワクワクするけど何を選べばいいかすごく迷いますよね。僕もメーカーやデザイン、色、フィット感などなど、色々悩みました。
そこで、この記事ではサード用軟式グラブ買おうと思ってるという野球人のために、僕がサード用グラブを買ったときの選び方や調べたグラブ情報を紹介します!
結論から言うと、色々調べてみた結果行きついたのが、ドナイヤのDJNIM

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史上初の二年連続トリプルスリーを達成した山田哲人選手のグラブと全く同じモデルです。
僕は「これだ!」と思ってドナイヤを選びましたが、もちろんグラブとの相性(特にフィット感)や、その人に合う型というものには個人差がありますので、あくまで一例としてどうぞ。

サード用グラブの選び方

サードの特徴

一般にサード向きのグラブとは、近距離からの打球をしっかり止めるために
・強い打球に負けないがっちりとしたグラブ
・内野用グラブの中では比較的大きめ
・ポケットをやや深めに作る
 などがよく言われます。
一方、機敏さが求められるショートやセカンドを兼ねたり、グラブ捌きや送球動作へのスムーズさを重視したい人はやや小さめだったり、ポケット浅めでよく開く、軽量なグラブを使ったりもします。

サイズ

いわゆるオールラウンダー的な大きさです。ミズノサイズでいうと10番辺りになります。メーカーによっては「三塁手用」などと表記されています。

ウェブ(ショック系/クロス系/ディープ系/タータン系)

ウェブ(親指と人差し指の間の網)は、割とホントに好みでいい気がします。軽さが売りのショック系か、強打にも耐えられてバランスのよいクロス系がお勧めです。ディープもかっこいいですね。タータンだけは投手が球種を隠すためのものというイメージ。

土手紐

内野なら、一般的なダブルヨコトジ、もしくは購入時に一本抜いてシングルヨコトジしてもらうようお願いするのがよいです。抜いた方が土手がより柔らかくなり、グラブの開閉がしやすくなりますが、グラブによってはここを抜くと耐久性が落ちるようです。ドナイヤの場合は型がしっかりしていてへたるようなことはなく、柔らかく使えるほうがお勧めだと店員さんに教えてもらい、僕は土手紐抜き(シングルヨコトジ)で使っています。
また、一番根元の土手紐も、順巻き(小指方向に巻く)/逆巻き(親指方向に巻く)が選べます。サード使用の場合、閉じるときに親指側が上位にくるのはあまりよくない(理由は後述)ため、順巻きが一般的です。セカンドのように浅く広いグラブだと、逆巻き土手紐抜き(シングルヨコトジ)も多いみたいですね。

ポケットは人差し指~中指の付け根を中心に、狭くなりすぎず深めに作ると、強襲やボテボテのゴロのようなサード的打球に対応しやすいです。親指が中指~薬指辺りと合わさるのが目安です。ショート→セカンドの順に、ポケットは横広く浅めに、親指はもう少し人差し指寄りになるものが多いです。また、バックハンド対応のため、グラブを閉じたときに親指側が中指側より上に被さるとあまりよくありません。
と、一般論として説明していますが、やっぱり型やサイズに決まった正解というものはありません。
ただ、一つだけ、これだけは間違いなく内野手にとって理想のグラブの必要条件だというものがあります。
それは、自分の手の一部であるかのように、自在に動かせることです。
手首を振ってもブレず、必要以上に力を入れなくても指一本一本の動きがしっかりグラブに伝わるということです。特に手首の柔軟性はゴロ捕球にとって非常に重要です。
つまり、サードを守るからといって大きめのグラブを買っても、重く感じて自在に動かせないということになってはベストマッチングとは言えません。どうか、自分の手の一部になりそうかどうかという観点だけは忘れずにパートナーを探してください!

ドナイヤ軟式グラブ 3つの魅力

僕がドナイヤに惚れた3つのポイントを紹介します!

プロクオリティを市販する!

一般にプロ野球選手のグラブは、選手の手に合わせたオーダーメイド品や、メーカーから無料譲渡されたものを使用しているそうですが、ドナイヤはプロへの無料配布をしていないそうです。山田哲人をはじめとするトッププレイヤーも、ドナイヤが普通に売り出している市販品をわざわざ購入して使用しているということです。それほど良い型・良い革質のグラブを取り扱っているという信頼にもありますし、なによりプロが購入しているものと全く同じ型のグラブを入手できるということです。
硬式は日本製、軟式は型を日本で作り、縫製・紐通しはベトナムで行っているそうです。縫製の直線の綺麗さやほつれの少なさは、微々たる差ですがやはり日本製が上のようです。買うときは日本製が安心なのか?とか色々考えましたが、聞けばベトナム人も勤勉だし器用なので縫製技術は高い方だとのこと。確かにベトナムの服とか綺麗ですしね。この差はかなり微妙なものですし、産地で悩むよりは購入後の型付けや手入れ、捕球技術向上の頑張りでよっぽど差がつく、というのが管理人の結論です。なのでMADE IN VIETNAMでも問題なし。

値段の割に革質が良い!

ドナイヤは硬式・軟式用ともに全く同じ革を使っているそうです(硬式と軟式の違いは、捕球面内部の芯の固さのみだそうです)。かつ、これはプロが買い求めるものと同じ製品。つまり、プロが実際に使っているものと全く同じ質の革が市販の軟式グラブにも使われているということです!それでいて22,000~23,000円。軟式グラブとしては、他のメーカーと比べてコストパフォーマンスはかなり高いと思います。
グラブの革には、主に下記の三種類があります。
カーフスキン:生後六か月以内の子牛革。最高級品。
キップスキン:生後六か月~一年の子牛革。柔らかくきめ細かい上質。
ステアハイド:生後二~三年の成牛革。厚手で耐久性が高い。
ドナイヤは北米産のステアハイドが使用されています。アメリカ・カナダの成牛革は立派なものが多いですし、耐久性のあるステアハイドなら長年一つのグラブを使い込みたいプレイヤーにぴったりです。
プロは頻繁に交換したり使い分けたりするため、柔らかさや手へのなじみやすさが高い、キップやカーフを使用するようです。

人と被りづらい!

ドナイヤというメーカーは、実は社員は社長さん一人だけという小さな会社。それでいてグラブの質は非常に高いため、「グラブ界の下町ロケット」などとも呼ばれています。最近山田哲人選手が専属契約したことで、その名が知られるようになりました。
グラブの仕上がりも村田社長が自身の目でチェックするため、質を落とさないために大量生産はしないポリシー。そのため正規取り扱い店がとても少ないです。実際に手に取って見られる機会の少ないレアアイテムなので、なかなか人と被ることもありません!(僕も買ったとき、チーム内で思った以上に騒がれました。)持ってるだけでちょっと誇らしいですね。
村田社長のインタビュー記事もたくさん出ているのですが、グラブ愛、野球愛をとても感じさせるお人柄でした。お時間あれば是非読んでみてください。
https://baseball-365.com/articles/16

これらが、僕がドナイヤに惚れこんだ理由です。知れば買わずにはいられませんでした!

    その他候補となったサード用グラブ

①ミズノ 「Global Elite(グローバルエリート)」(サイズ 10)

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最後まで迷ったのが、ミズノのグローバルエリート。最上級のミズノプロから、軽量化させたモデルです。
ミズノサイズだと、だいたい10がサード向きと言われる大きさです。もしくは9。
ミズノショップで試着したら、めちゃめちゃフィット感よかったです。スプレンデットオレンジがすごく好みの色で、かっこよかった。
生産はフィリピンの工場になります。やはり細かい縫製技術や丈夫さは、日本製と差があるという声も聞きます。このあたりはどこまで高いレベルで質を求めるか、ですね。
ただ、「ミズノのグローブは初心者でもボールが収まる」と言われるほど型には信頼があるので、初級~中級者には安心のグラブです!

②ZETT 「プロステイタス」三塁手向け(サイズ4)

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ZETTのグラブの中で最も上質なモデルが「プロステイタス」。
ZETTプロステイタスの売りは、なんといっても日本製!日本製軟式グラブがどんどん減っていく中、ZETTさんは貴重な存在です。「やっぱり、野球への理解が深い日本の職人さんが縫製したグラブが欲しい!」というところにこだわりをもつ人であれば、ZETT一択でしょう。
プロステイタスはサイズ4のものが三塁手用として推されています。
ちなみに一クラス下の「ネオステイタス」モデルはベトナム製で、サイズ5が三塁手用として売り出されています。

③久保田スラッガー「KSN-L7SKSN-24PS

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内野手であれば一度は使ってみたい!!と憧れる方も多い久保田スラッガー。
「湯もみ加工」の原点はこのメーカーです。硬式のスラッガー使いの友人(セカンド)も、一度使ったら手放せない!と絶賛しています。
その特徴はとにかく柔らかく使えて手にフィットすること。ただし手とグラブの一体感に特化させている分、革が薄く手が痛くなりやすいという弱点もあります。個人的には、サードよりはセカンド・ショートで使いたいと思うメーカーです。
サード用で使うとすればちょうどよさそうな型なのが、KSN-L7SとKSN-24PS。前者のが手のひら回り25-26cm、後者が24-25cmと、L7Sの方がやや大きめです。
どちらも十分サード適性がある型だと思います。

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